両首脳は「大きく飛躍した日韓関係の果実を双方の国民が実感できるようにすることが重要だ」との認識で一致。首相は会談後、記者団に「両国の首脳が頻繁に往来し、率直な議論を続けることが不可欠だ」と強調し、日本の新政権発足後も両国関係のさらなる改善の取り組みが必要になるとの考えを示した。
人的交流に関しては、双方の国民の入国手続きの円滑化に向けて具体策を検討することで合意した。双方の観光客らが出発地で事前に入国審査を済ませる制度の導入が念頭にある。
両国は会談に合わせ、第三国での有事の際に互いの国民を保護するための協力覚書を締結した。
会談で両首脳は「自由で平和な統一された朝鮮半島」を目指す立場を再確認。北朝鮮の核・ミサイル開発に米国を含む3カ国で連携して対処する方針を重ねて申し合わせた。ロシアと北朝鮮の軍事協力についても懸念を示した。首相は「現下の戦略環境で、日韓の連携は地域の平和と安定に不可欠だ」と指摘し、尹氏は日本人拉致問題解決へ支持を伝えた。
首相は「日韓間にはさまざまな歴史や経緯もあるが、未来に向けて協力することが重要だ」と表明。韓国大統領府によると、元徴用工問題について、首相は「心が痛む」と改めて言及した。
引用元: ・日韓、シャトル外交を継続 入国手続き円滑化へ 岸田・尹氏、最後の首脳会談 [PARADISE★]
どう償っていくか、これからが重要