市長は街のイメージを向上させ、観光業へのマフィアの影響を排除したいと考えている。
地元の空港や、シチリア周辺に停泊するフェリーのギフトショップにも同様の規則が出されている。
2025年に｢イタリア文化首都｣になることが決まったシチリア島南部の都市アグリジェントは、マフィアをテーマにしたお土産の販売を禁止することにした。
フランチェスコ・ミチケ（Francesco Miccichè）市長が出したこの禁止令は、犯罪組織が地元当局に容認されていないことを明確にすることを目的としている。
紀元前6世紀にさかのぼる考古学的遺物のあるアグリジェントはユネスコの世界遺産に登録されている一方で、マフィアとの関係も続いている。
映画『ゴッドファーザー』の登場人物がマグネットや陶器に描かれていると、イタリアのニュース専門チャンネル『Sky TG24』は報じている。
｢コーザ・ノストラ（Cosa Nostra）｣としても知られるマフィアは少なくとも19世紀以来、今もシチリア島で活動している。
シチリア島では、観光地とマフィアとのつながりを制限する動きが相次いでいる。
2023年には、州政府がシチリア周辺に停泊するフェリーに対し、船内のギフトショップでマフィアをテーマにした商品を販売しないよう命じた。
地元紙『La Sicilia』によると、交通・インフラ担当のアレッサンドロ・アリコ（Alessandro Aricò）議員は島の空港に対しても、こうした土産物を置かないよう命じた。
マフィアを美化するような物品が地元警察に見つかった場合、罰金が科されることがある。
Sep. 07, 2024, 08:00 AM Business Insider
https://www.businessinsider.jp/post-292875
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