京都地検は6日、30代の検察事務官の男を、複数回の盗撮や、児童ポルノに該当する画像も含まれた事件記録の一部を、カラーコピーして自宅に持ち帰りスマートフォンで撮影したとして、懲戒免職処分としました。
男は6日付けで罰金100万円の略式命令を受けたということです。
京都地検によりますと、男は去年11月から7月にかけて京都市内の駅や電車内で、自分のスマホで女性の下着などを計9回盗撮したということです。
さらに去年3月下旬、職務中に児童ポルノ禁止法違反事件の事件記録の一部をカラーコピーして自宅に持ち帰り、スマホで撮影することで、19点の児童ポルノ画像を所持したということです。
この男が「記録を撮影した画像をスマホに保存している」と情報提供があり、地検が捜査したところ事案が発覚しました。
男は容疑を認めていて「性的好奇心を満たすために事件記録を持ち出した」という旨の供述をしているということです。男は業務の一貫として事件記録を確認できる立場にありました。
男は6日付けで、「性的姿態等撮影罪」「児童ポルノ所持罪」で罰金100万円の略式命令を受けたということです。また、京都地検は男性の当時の上司ら2名をそれぞれ「訓告」「厳重注意」の懲戒処分としました。
京都地検は「厳重な取り扱いが求められる事件記録をカラーコピーし、これを撮影する行為に及んだ点は、
検察に対する国民の信頼を大きく損なうものであって極めて遺憾であり、国民の皆様に深くお詫び申し上げます」とコメントしています。
京都地検は、この男について「30代男性の検察事務官」という情報のみ公開しており、氏名や年齢は公表していません。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9ee8d613625b8f6d068fc99dd71e6a2b6fe34498
引用元: ・「性的好奇心を満たすため」 事件記録を持ち出し児童ポルノ所持 京都地検の検察事務官を懲戒免職 [567637504]
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