西本さんは事務員をしていた55歳の時、車を買い替えようと思い、2シーター(2座席の車)を探して10店以上を巡ったが、気に入った車種はなかった。たまたま次男が録画していたレースのテレビアニメに登場したRX―7を見て「ボディーラインがきれい」と一目ぼれ。すぐにシルバーの新車を約300万円で購入した。
近所のスーパーへの買い物などで日常的に使い、25年間の走行距離は約7万5000キロ。今も走りは滑らかでロータリーエンジンのここちよい音が運転席に響く。生産終了から20年以上たった車種で街中で見かけることは少なく、信号待ちで並んだ大型バイクの若者が「いいね」と合図を送ってくれたことも最近あった。
愛車を手放す覚悟を決めたのは2022年12月の78歳の誕生日。運転への不安はなかったが「免許返納を先延ばしにして後悔したくない」と考え、80歳での返納を決断した。
西本さんは「できれば女性に大事に乗ってもらいたい」と考えて愛車の譲り先を探し、テレビ番組などで取り上げられた。それを知ったマツダ本社の広報チームが「(もし譲ってもらえれば)『クルマの持つ力でいつまでも元気にいきいきと生きる』という物語で、多くの方々に元気を与えられると思っています」と電子メールを送った。
*記事全文は以下ソースにて
最終更新 10/24 17:00 毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20241024/k00/00m/040/059000c
引用元: ・【自動車】79歳女性、人生の相棒「RX-7」を譲渡へ 免許返納しマツダに [牛乳トースト★]